技術相談
地域企業の一番身近な相談窓口として、技術的課題や製造現場の困りごと、基盤技術の向上など、様々な課題についてワンストップで対応します。
こんなことでお困りの場合はご連絡ください
<相談例>
- 未経験分野の仕事を受注したが、どう加工してよいかわからない。
- 新しい技術を考えたが科学的な根拠がわからない。
- 若手の教育がうまくいかず伸び悩んでいる。
- わざわざ遠方の機関に行くまでの相談内容ではないが意見が聞きたい。
- 補助金などの利用方法がわからない。
- 不良が多発しているが、原因がわからない。
- 公的機関を利用したことはないが、興味はある。
問題解決の流れ
まずはご相談を。地域の大学や公設試験・研究所との広域的なネットワークを活用し、これらとの連携・共同研究をコーディネートし、課題解決までのフォローを行います。
- 1.相談は、電話・FAX・お問い合わせフォームで
- 2.来所予定日の連絡
当センターから来所日時をご連絡します。
「技術・経営相談申込票」、「来所にあたっての注意事項」、「技術相談利用規約」をお送りしますので、必要事項の記入をお願いします。
(FAX・メールで申し込まれた方には「技術・経営相談申込票」はお送りしません。)
- 3.コーディネーターがお話を伺います
技術相談は、豊田高専 地域共同テクノセンター内の技術相談室にてお聞きします。
事務所と一体となった、とよたイノベーションセンター(以下、TIC)専用の部屋ですので、安心して相談を受けることができます。
- 4.さまざまな解決先を選定します
<技術以外の経営課題について>
- 資金・労務・販売・生産管理などの経営課題については、連携機関(豊田商工会議所)の専門家が支援いたします。この場合、連携機関からご連絡いたします。
<登録アドバイザーによる支援>
- コーディネーターが相談者の課題に対し最適な登録アドバイザーを選定します。
相談場所は、相談者事業所、又は当センターのどちらか相談者と打合せして決定します。 - 回数は1テーマにつき3回/年とします。(市内企業は無料)
<公設機関や高専・大学との連携が必要な場合>
- ヒアリングの後、あいち産業科学技術総合センター、又は名古屋市工業研究所などの公設機関の設備や専門家の協力が必要な場合、コーディネーターにて最適な公設機関を選定し、公設機関への連絡、初回打合せを支援します。
公設機関の費用は相談者にてご負担下さい。 - ヒアリングの後、豊田高専、名古屋大学、名古屋工業大学などの学術機関との共同研究が必要な場合は、コーディネーターが最適な学術機関の選定と、学術機関への連絡、初回打合せを支援します。
学術機関に対する費用は、相談者にてご負担下さい。
<研究開発補助金・助成金が必要な場合>
- ヒアリングの後、国・県・市や他の機関の研究開発補助金・助成金により資金面での支援が必要な場合は、コーディネーターが最適な支援策の選定や、申請書類や事業計画書の作成を支援します。
- 各種機関への申請書の提出やその他手続き業務は、相談者にてお願いします。
当センター窓口相談の特徴
- 豊田市内の企業にとって、同じ市内にある身近な相談窓口です。作業服のまま、気軽に相談に立ち寄ってください。また、相談に回数制限もありませんので、何度も気軽に相談出来ます。
- 「足で動いて、現場を見る」がコンセプトです。机上の相談ではなく、現場にスピード訪問し、課題解決への道を一緒に考えます。
- 豊田市が実施する地域支援策についても相談できます。補助金を活用した技術力向上への近道が見つかるかもしれません。
- 豊田市内の企業であれば、無料で登録アドバイザーの支援が1テーマ年に3回まで受けることができます。
技術相談の効果
技術相談した結果、得られた効果の一例を平成24年度の相談事例から4件ご紹介します。
- 開発中の製品に問題が発生したため、公設試験所の活用をアドバイスしました。その後、対策案の策定のため、その技術分野の専門家を選定し、派遣しました。
- 新たに品質保証体制を構築する課題があり、専門家を派遣し検討した結果、新たに管理ツールを導入することになり、品質保証体制が短期間で導入できました。
- 新たな加工技術を開発したが、適切な評価方法が分からず来所されました。評価設備を保有する公設機関と連絡を取り、同行することで早期に解決しました。
- 従来顧客の仕様に基づき設計・製造してきたため、新規顧客開拓の際に、どうやって顧客に訴求するかわからず来所されました。そこで当センターのコーディネーターがヒアリングと工場見学のため訪問し、『今まで自社では気付かなかった特長』をいくつか抽出することで、販路開拓の切り口を提供しました。
利用者の声
- 自社へ出張していただき講義・指導いただけるので部門横断的にキーパーソンの出席が可能になり、課題の共有と重要性の理解が一気に進んだと実感した。
- 親身に対応していただき、とても助かっている。
- 自分達だけでは気付けなかったアプローチや検証の方法を教えていただき、とても勉強になった。
- 私共の会社側が課題をまとめることが出来ていなかったため、逆にどう進めたら良いかアドバイスをいただき、感謝している。